ストーリー

温もりの中に用の美を表現する木工作家-木もの NAKAYA(こもの なかや)【静岡県富士宮市】

温もりの中に用の美を表現する木工作家-木もの NAKAYA(こもの なかや)【静岡県富士宮市】

木との〝あうん〟の呼吸で生み出される器

作品のスマートな佇まいはもちろんのこと、元々は大手企業の機械設計技師だったという経歴にも興味をひかれ、木工作家の中矢嘉貴さんを訪ねた。

「山や川が大好きで、自然素材を使った一生の仕事を模索していた」という中矢さんは今から12年ほど前、機械設計の仕事から木工の道へ転身。岐阜県の高山で家具職人として経験を積んだ後、富士宮に移住し、今は普段づかいの小物を中心に制作する。

初めは設計や家具造りで培った器用さを活かし、精巧でかっちりとした作品を作っていた。だがここ半年くらいは、台風の倒木や間伐材などの生木を用い、自然乾燥による造形美を引き出す作品に没頭中。檜や桜、杉、時には欅や柿など、近所で不要になった身近な木材を使うため、それぞれの木の色や硬さの違いによって、でき上がりの形や手ざわりに違いが生まれるのも中矢さんの器の魅力だ。「富士山が毎日見える、自然いっぱいのこの町に住んでいるうちに、自然のなりゆきに任せるような作品づくりもいいかなと思うようになって」と話す中矢さん。無骨なフォルムでありながら、〝何となく〟ではない緻密さやアイデアが散りばめられた作品は、使い手の暮らしにそっと寄り添ってくれる優しさに満ちている。

木との〝あうん〟の呼吸で生み出される器
木との〝あうん〟の呼吸で生み出される器

温もりの中に用の美を表現する木工作家

自宅兼工房には、生木の器の他に独立した頃から作り続けているクルミやウォールナットを使った器やアクセサリー、無機質なキッチンやデスクに温かみをプラスしてくれる木の小物も並ぶ。磁石やゴムを組み合わせて機能性を追求するなど、遊び心に満ちた作品が多い。

木もの NAKAYA(こもの なかや)【静岡県富士宮市】

プロフィール

木もの NAKAYA(こもの なかや) 中矢嘉貴さん

「日常生活の中で、こんなものがあったらいいな」という使い手の目線から生まれたアイテムは、磁石を巧みに用いるなど機能的で暮らしを楽しくしてくれます。

> 木もの NAKAYA(こもの なかや) 中矢嘉貴さんの商品一覧

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