
山内武志、麻に染める
自らを織物コレクターという、山内武志さんが吟味した遠州地方やアジアの麻生地に型染めした作品を集めました。手織ならではの表情豊かな麻織物や、ドンゴロスといった暮らしに使われる麻袋をほどいた布などに手で一つひとつ染めた作品は、麻ならではのテクスチャーもあいまって、生き生きとした表情を見せてくれます。
「ひとつの工程もおろそかにしない」という山内武志さん。86歳となった今も型染めへ変わらぬ情熱は、独自の世界の到達を感じさせ、その豊穣さには驚くばかりです。
山内武志さんがつくる、日々の暮らしのための染めものは、あたたかく誠実な仕事の証として、わたしたちの毎日を美しく、やさしく彩ってくれます。