伝統の型染めで生み出すモダンデザイン


浜松市に工房を構える、山内武志さんによる型染めの小座布団。山内さんの定番である「うろこ」と呼ばれる三角の連続模様が続く、愛らしい柄です。手彫りの型のため、幾何学模様も独特のゆらぎがあり、味わい深い仕上がりとなっています。
上質な知多木綿を使い、布団職人の手による丁寧な縫製による仕上げ。ふんわりと、使い心地抜群です。カバーのように取り外しはできませんが、週に1度程度、固く絞ったふきんをなでるようにして拭くだけで十分にきれいを保てます。
伝統文様とモダンデザインの融合
山内さんが生み出す染めものは、伝統的な型染めならではのやさしい肌ざわりや通気性の良さ、色の鮮やかさはそのままに、現代の暮らしにも馴染むモダンなデザインが魅力。
丸や四角を組み合わせた幾何学模様や伝統の和柄をアレンジしたぬくもり感あふれる柄は、つい手に取ってみたくなる愛らしさに満ちています。色とりどりの染め物たちが、暮らしを楽しく彩ってくれます。
■size:約40cm×約40cm
■material:カバー綿100%、中綿
※汗や摩擦により色移りする場合があります。
※サイズは目安で、一枚一枚ばらつきがあります。
※手染めのため、画像との色の違いや色ムラがある場合があります。 ※日光に長時間あたると、色あせが発生します。
※お手入れは、固くしぼった布巾で軽く拭いてください。週2〜3回のお手入れで十分きれいを保てます。
商品のつくり手について

伝統の型染めで生み出されるモダンな模様のテキスタイル
明治から大正時代にかけて、型染めの産地として知られていた浜松。天竜川を水源とした豊富な清水に恵まれ、山風が吹くこの地は、洗いと乾燥が鍵を握る染め物にとって絶好の場所です。この浜松で型紙づくり、染め、色止め、洗いなど気の遠くなるような作業を要する伝統的な型染めの技法を今も守り続けるのが、浜松に工房を構える染色家の山内武志さんです。
紺屋を営む家に生まれた山内さんは、人間国宝の染色家・故芹沢跽介氏に師事して技の研さんを積むと共に、感性に磨きをかけ、独自の世界観を確立させます。
「すべての工程がおろそかにできないんです」と語る通り、一つひとつの工程に対して、一切の妥協を挟まないそのていねいな手仕事ぶりには、伝統工芸を生み出した先人たちへの敬意と、浜松の染め文化に対する誇りが感じられます。
[N Drive 創刊号 静岡いろは掲載店]