控えめな美に溢れ、日々をやさしく受け止める染めもの
山内武志さんの型染めによる麻の座布団。すこし頑張ったときのご褒美にしたくなるような、くつろぎ時間をバージョンアップしてくれそうです。シンプルな市松模様と控えめな色合いがモダンで、見飽きない美しさ。一つあるだけで、心地よい存在感を放ち、日々をやさしく穏やかに受け止めくれます。
1枚1枚手しごとで染められ、その後、浜松の布団職人さんにより丁寧に仕上げられています。
さらさらとした麻の肌触りは上等の心地よさ。麻座布団の入荷は近年まれで、次回の入荷はいつになるかわかりません。
和のインテリアはもちろん、洋の空間にも合わせられ、長く愛用いただけます。
伝統文様とモダンデザインの融合
山内さんが生み出す布製品は、伝統的な型染めならではのやさしい肌ざわりや通気性の良さ、色の鮮やかさはそのままに、現代の暮らしにも馴染むモダンなデザインが魅力。
丸や四角を組み合わせた幾何学模様や伝統の和柄をアレンジしたぬくもり感あふれる柄は、つい手に取ってみたくなる愛らしさに満ちています。色とりどりの染め物たちが、暮らしを楽しく彩ってくれます。
■material:麻100% 真綿100% *ご使用後の打ちなおしも承ります(有料)
*昔ながらの麻織物ですので、甘撚りの糸となっています。結び糸などが出たり、 凸凹がありますのが、風合いとしてお楽しみいただください。
※汗や摩擦により色移りする場合があります。
※サイズは目安で、一枚一枚ばらつきがあります。
※手染めのため、画像との色の違いや色ムラがある場合があります。
※日光に長時間あたると、色あせが発生します。
※ふだんのお手入れは、水でかたくしぼったふきんでやさしくなでるように拭いていただければ、じゅうぶんキレイを保てます。タンブラー洗濯はなさらないでください。
商品のつくり手について
伝統の型染めで生み出されるモダンな模様のテキスタイル
明治から大正時代にかけて、型染めの産地として知られていた浜松。天竜川を水源とした豊富な清水に恵まれ、山風が吹くこの地は、洗いと乾燥が鍵を握る染め物にとって絶好の場所です。この浜松で型紙づくり、染め、色止め、洗いなど気の遠くなるような作業を要する伝統的な型染めの技法を今も守り続けるのが、浜松に工房を構える染色家の山内武志さんです。
紺屋を営む家に生まれた山内さんは、人間国宝の染色家・故芹沢跽介氏に師事して技の研さんを積むと共に、感性に磨きをかけ、独自の世界観を確立させます。
「すべての工程がおろそかにできないんです」と語る通り、一つひとつの工程に対して、一切の妥協を挟まないそのていねいな手仕事ぶりには、伝統工芸を生み出した先人たちへの敬意と、浜松の染め文化に対する誇りが感じられます。
そんな山内さんが生み出す布製品は、伝統的な型染めならではのやさしい肌ざわりや通気性の良さ、色の鮮やかさはそのままに、現代の暮らしにも馴染むモダンなデザインが魅力。丸や四角を組み合わせた幾何学模様や伝統の和柄をアレンジしたぬくもり感あふれる柄は、つい手に取ってみたくなる愛らしさに満ちています。色とりどりの染め物たちが、暮らしを楽しく彩ってくれます。
[N Drive 創刊号 静岡いろは掲載店]