プリミティブで大胆な図案をモダンインテリアに
山内武志さんならではのプリミティブで大胆な図案。筒描きと呼ばれる手法で手書きで描かれた波の文様は、爽やかな色の組み合わせもありモダンな雰囲気を演出します。90x100とやや縦長を生かして、タペストリーとして壁に飾ったり、ソファに掛けたり、テーブルクロスとしても。中厚の綿生地のちょうどよいサイズで、ひざ掛けにも。使い勝手もよく、かばんに常備するととても便利です。さっそうと風呂敷を出すって、かっこいいですよね。
人間国宝の 故芹沢けい介(せりざわけいすけ)氏に師事し型染めを学んだ山内武志さん。山内さんが生み出した型紙は、手ぬぐいだけでも80種類以上といいます。なかでも風呂敷は、堂々とした色使いやモダンで華のある大胆な図案、大小の線づかいの調子など、伝統柄からオリジナルの抽象柄までその生命力あふれる作品に魅入られ収集するファンが多いというのも頷けます。
山内さんの型染め風呂敷は、華やかでありながら決して俗っぽくならず、品格があり使い込むほどに愛着の湧く逸品です。
■size:約920mm×約1010mm
■material:綿100%
※汗や摩擦により色移りする場合があります。使用前にたっぷりの水で単独洗いをしてください。
※引き染めで染めていますので、裏表があります。引き染めでは布を張るために伸子(しんし)を使うので、生地の耳に針の跡がありますが、洗濯することで徐々に目立たなくなります。
※サイズは目安で、一枚一枚ばらつきがあります。
※手染めのため、画像との色の違いや色ムラがある場合があります。
商品のつくり手について
伝統の型染めで生み出されるモダンな模様のテキスタイル
明治から大正時代にかけて、型染めの産地として知られていた浜松。天竜川を水源とした豊富な清水に恵まれ、山風が吹くこの地は、洗いと乾燥が鍵を握る染め物にとって絶好の場所です。この浜松で型紙づくり、染め、色止め、洗いなど気の遠くなるような作業を要する伝統的な型染めの技法を今も守り続けるのが、浜松に工房を構える染色家の山内武志さんです。
紺屋を営む家に生まれた山内さんは、人間国宝の染色家・故芹沢?介氏に師事して技の研さんを積むと共に、感性に磨きをかけ、独自の世界観を確立させます。
「すべての工程がおろそかにできないんです」と語る通り、一つひとつの工程に対して、一切の妥協を挟まないそのていねいな手仕事ぶりには、伝統工芸を生み出した先人たちへの敬意と、浜松の染め文化に対する誇りが感じられます。
そんな山内さんが生み出す布製品は、伝統的な型染めならではのやさしい肌ざわりや通気性の良さ、色の鮮やかさはそのままに、現代の暮らしにも馴染むモダンなデザインが魅力。丸や四角を組み合わせた幾何学模様や伝統の和柄をアレンジしたぬくもり感あふれる柄は、つい手に取ってみたくなる愛らしさに満ちています。色とりどりの染め物たちが、暮らしを楽しく彩ってくれます。
[N Drive 創刊号 静岡いろは掲載店]